どうやったら庭師になれるの?
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数年前、子供を対象としたアンケートで「将来、なりたい職業」の1位が大工さんだった事があります。
その頃からでしょう。庭師である私もよく聞かれるようになりました。
思えば、確かにその道筋は広く世に知られていません。
福岡は田主丸という、植木の一大産地があって、親子代々というパターンも多いです。
また、造園課の学校を出て、就職という形もあります。
10代で庭師への道を希望するならそれもいいでしょう。
しかし、私も含め、私の周りでは最初からの植木屋はいません。
ほとんどが、何年かの社会人経験を経て、20代中頃、後半から弟子入りという形をとっています。
そして数年の修行を経て独立するというパターンがほとんどです。
非常に個人的な考えで恐縮ですが、あまり早いうちに庭師だけを志すのはどうか?と思います。
もちろん、基礎体力の面では早いうちがいいに決まってますが、20代であれば十分間に合います。
技術の問題は3年もあれば身につきます。
一番大事なのはモノを見た時に美しいと思える心です。感性を磨くことです。心のひだを多く作ることです。
その為には色んな経験が必要です。一見、関係の無い学問も、少なからず役立つ事だってあります。
これを読んだ若き君が、色んな道程を歩みながら、明日の庭師を目指してくれるなら
これ以上嬉しい事は無いですね。
手前味噌な私の経歴はここから