一般に間違えやすい植木との付き合い方



庭を創ります。樹を植えます。低木を植えます。地被植物を植えます。

常識的な植栽の順番です。

あなたは毎日、水をやり、定期的に肥料もやります。

1年が経ち、2年が経ち、低木の一部分が枯れてきた。苔が枯れてきた。

よくある事ですね。出入りの庭師さんに相談します。そして言われます。

「こんなモンですよ」 こんなモンとは何事だ!ごもっともです。

理由を聞いて下さい。それは樹ですか?樹であれば問題ははっきりします。

低木?地被植物?ならば条件次第です。

高木が育ってきたら、当然陽の当たらない部分も出てきます。

また、西日が強かったりしてもダメなモノも多いです。

ある程度経験があれば、その場にどの植物が残るかの見当はつきます。

それを踏まえた3年先、5年先を考えた植栽設計をするはずです。

その中にはつなぎの役割としての植栽も入る事が有ります。

ですから、いちがいには言えませんが、低木、地被植物まで、全てが最初のままの姿を求める必要はありません。

大雑把なようですが、自然に淘汰され、なじんで行くモノもあるのです。


ついでに言うと、肥料もやりすぎてはダメです。人間に例えるなら、ビタミン剤の取り過ぎになります。

自然界には各々の治癒力が備わっています。最初から肥料をやり過ぎると、

生物としての力が弱ってしまいます。人間と一緒ですね。

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