福岡の庭師だけが知ってる事実



庭にはもちろん植木を使います。中でも主に雑木(落葉樹)を使うのが、私が修行した流れです。
(詳しくは私の師とそのまた師)を御覧下さい。

雑木を使う理由は幾つかありますが、庭を画として捉える場合、その軽さ、爽やかさが第一に挙げられます。

特に現代住宅では、その狭さゆえに濃い常緑樹を持ってくると、重い雰囲気がします。

その点、雑木の葉っぱは緑も薄く、細い枝先のラインは玄関までのアプローチ部分等に最適です。

また、紅葉の美しさもさることながら、春、新芽の息吹の美しさも格別です。

ただ、その軽さ、葉の薄さゆえに、最近、福岡の夏は葉焼けがひどくなってきました。

体で感じる事ですが、年々、夏の熱さは増し、冬の寒さは和らいでいる感じがします。

ここ福岡は亜熱帯の植性域になってるんではないでしょうか?

ヤマボウシやシャラ等、特に葉焼けがひどいようです。街路樹にも多く使われますが見るに耐えられなくなってきています。

これは植物図鑑だけではわかりません。

何しろ本には一般的な説明しかありませんし、実際に植えてみないと分からない事が多いですから。

ついでに言うと、ゴールドクレスト等の針葉樹も、福岡の夏は厳しいようです。

一時期、生垣植栽で流行りましたが、3〜5年でダメになるのが多いです。

元々、寒い国のモノですから、夏には蒸れてしまいます。

植木は生物です。時と共に良くなって行くものであって、朽ち果てて行くものではありません。

植木の好みは人それぞれですが、5年先、10年先を語れる庭師さんと仕事をして下さい。

私らは経験でモノを言います。本だけでは分からない解説を聞きたい方はここから









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