ちゃんと勉強した庭師だけが言えること
モノ創りを仕事とするには、多少の修行と勉強が必要です。
特に日本庭園を手がける場合は、昔からの決まり事が多くあります。
石の配置や数、露地(茶庭)の約束事、
それは手法のみならず、精神的な意味合いが強い決まり事です。
現代の庭事情では、さほど声高に叫ぶような場はありませんが、
それを生業としてる私らは常識として、またそれを伝える義務があります。
ここ福岡近郊でも名庭を見学する事も出来ますし、
京都に旅行に行かれる方は有名な寺社を拝観されることでしょう。
あなたが旅行に行かれる前に、出入りの庭師に見所やポイントをお聞き下さい。
喜んで講釈を語るはずです。庭の事を聞かれて、嫌がる庭師はいません。
目に見えるモノだけでなく、その背景、意味を知るのです。
庭の見方を知って、見学すると、そこに哲学を感じ取れるようになります。
また愉しからずや〜ですよ。
上の写真は京都の竜安寺。名高い石庭です。
15石が置かれてあります。
しかし、一見14石しか見えません。何故でしょう?
答えはその先の蹲にあります。
水鉢に刻まれたその文字は「吾、唯足るを知る」
「ひとつぐらい見えなくても満足しなさい」ってことでしょうか!
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