コーポラティブな生き方


co・op・er・a・tive

━━ a., n. 協同の; 協同組合(の).


col・lec・tive [-tiv]

━━ a. 集合的な,集団〔全体〕の.

━━ n. 〔文〕集合名詞; 集団,共同体.


collective unconscious

〔心理〕(個人の中に遺伝としてひそむ)集団的無意識.



コーポラティブ、コレクティブ。建築的にはコーポラティブハウスと言うと
「入居希望者たちが自主的に集まり、土地取得から設計者、建設業者の手配まで、全てを自分たちだけで協力して取り組んでいく共同住宅の形」
となるのですが、ではそこで何を目指すかと言うと結局は相互扶助の精神でコミュニティを築くということに行き着くのではないでしょうか。
昔の長屋的住まいに見るような・・・です。

これが私とどう関係あるかと言うと、私自身が創っていて一番楽しいと思うのが上記の発想に基づく空間つくりなんです。
建築外部が専門ですからまず建物ありきがほとんどですが、その出切る範囲の中で、可能な限り家人に外へのアクションを
起こしてもらいたい。また、外から(通りすがりの人でも)のアクションがしやすい雰囲気つくり。といったことです。

例えば庭先でBBQなどをして家人が外にいれば自ずとご近所さんとの顔合わせる機会が増えますし
当然会話も増えます。住宅団地の中で素通りできないぐらいの素敵な外観の家があれば
人は立ち止まりますし、興味ある人はインタホン鳴らして「中をみせてくださ〜い」といって入ってくる人もいます。
そうやってまた新たな人との関わりが出来ます。

軒並みな住宅街にアートを主張するオブジェのようなものがあれば目を引きますし
感受性の強い子供なんかには身近なアートの教材として成立し、
豊かな創造性を引き出すきっかけになるかもしれませんしね。

等々、きっかけはなんでもいいのですがそうやって地域の語らいつくりの
一翼を担えればな〜と日々思いながら物創りを進めております。
今回の地震でも都市部のコミュニティのあり方に多少の危惧を覚えましたので、なお更その感を強めている所です。

地域コミュニティの再生、なんて言うと堅苦しいですが要は、声の掛け合いや助け合いが自然とできるような、人としての根っこ固めを
美しく楽しい風景の中で愛着と共に育んでいただければな〜と願っておるわけです。気負わずにね!















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